仕事中、お昼近くになるとおしりの椅子に接する部分がジンジンしてくることが。そのまま座っていると痛みはどんどん増し、しまいには座っていられないほどに…。ここって座骨?これってまさかの座骨神経痛?!40代も半ばすぎ、初めての神経痛にショック!
座骨神経痛とは
座骨神経は腰からお尻、太ももの後ろ側をとおり、ふくらはぎを枝分かれしながら足の指までつながっています。太さはボールペンくらい、長さは1メートルくらいあります。
座骨神経痛とは、お尻から下肢にかけて痛みやしびれが続く「症状」のことです。特にお尻から太ももの後ろ側に痛みやしびれが出ることが多く、右か左のどちらかだけに症状がでる場合もあります。
これらの「症状」は以下のような「病気」が原因で起こっていると考えられます。
座骨神経痛の原因
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板とは背骨と背骨の間でクッションの役目をしているものです。その一部があるべき場所から飛び出してしまい、腰の神経が圧迫されて痛みがでます。
20代が最も多く、続いて30~40代、次に10代と続きます。喫煙・重量物の持ち上げ・スポーツなどが要因としてあげられます。
前かがみになると痛みが出やすい点が特徴です。体を動かしたときに鋭い痛みが走ったり、片方の下肢に痛みがでる場合も腰椎椎間板ヘルニアを疑ってみましょう。
腰部脊柱管狭窄症
脊柱管は脊髄の神経が通るトンネルです。加齢等により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて痛みが出ます。
50代以上が多く、もともと脊柱管が狭い人は30~40代でも発症しやすいでしょう。
体を後ろに反らせたり、腰をひねると痛みが出やすい点が特徴です。
梨状筋症候群
梨状筋とはお尻の筋肉のことです。急激な運動などにより梨状筋が炎症をおこした場合や、長時間同じ姿勢で座り続けた場合などに、梨状筋が座骨神経を圧迫して痛みが出ます。
持続するチクチクとした痛みやしびれが特徴です。
おしりの筋肉の衰え
こちらは病気ではありませんが、 軽症の座骨神経痛の場合、おしりの筋肉の衰えが原因になっていることがほとんどです 筋肉量は20代をピークに減少します。最も衰えが早いのは下肢の筋肉です。筋肉がかたくなったり、老廃物が蓄積するなどして、座骨神経を圧迫していることが考えられます。
対策
痛みは我慢せず、 早めに受診しましょう。 まずCTやMRIなどの画像診断で検査をし、 末梢神経や筋肉の炎症、血管による圧迫の有無を調べるのが一般的です。まれに腫瘍などの重篤な病気が原因となっている場合もあります。面倒がらずに一度検査を受けておくことは、とても大切です。
原因にかかわらず、まずは症状をやわらげる対症療法が主体となります。
痛みがひどい場合は安静にし、薬や注射で痛みをやわらげます。それでも痛みが改善されない場合や、排尿や排便など日常生活に支障があらわれた場合、手術も検討されます。
痛みが軽い場合は低周波治療・赤外線やマイクロ波などで血行を良くし、痛みをやわらげます。 ストレッチで筋肉の緊張をやわらげたり、適度な運動で下肢に筋肉をつけることである程度改善できるでしょう。
長時間おなじ姿勢をとりつづけることが座骨神経痛の悪化を招きます。 こまめに体を動かして筋肉をほぐしましょう。
みかゆの経験談
みかゆの場合、筋肉の衰えを以前から感じていたので、ちょうど興味を持っていたホットヨガに通い始めました。 またフローリングなど、かたいところにはできるだけ座らない、座っているときに正しい姿勢を心がける、座っていてもこまめに立ち上がる、など気をつけて過ごしました。
すると 半年ほどたったころから改善されはじめ、1年たったころにはほぼ完治できました。以降も、かたいところに長く座っていると再発しそうになりますが、なんとか痛みのない状態を保っています。
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