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【体験談】耳が詰まった感じで低い耳鳴りがして聞こえにくい|低音障害型感音難聴

なんだか耳の聞こえ方がおかしいような気がするけど、気のせいかな、と思っていたら、翌週にはボワーンと耳鳴りがして、明らかにおかしい!

耳鼻科で聴力検査をすると、低い音があまり聞こえていないことが判明!

「低音障害型感音難聴」と診断されました。

低音障害型感音難聴とは

耳の詰まった感覚(耳閉感)や低い音の耳鳴りがする、音が割れて聞こえる、響いて聞こえる、といった症状がでます。

片耳だけのことも、両耳のこともあります。

大きく聴力が低下することが少ないので、聴力検査をするまで気付かない人も多くいます。

早期の治療が効果的なため、なんとなく耳の聞こえがおかしいな、と感じたら早めに受診することが大切です。

近年、20~40代の女性を中心に増加している症状ですが、原因ははっきりとは解明されていません。

内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」という聴覚器官を満たすリンパ液の流れが滞り、内耳がむくんでいる状態です。

過労・ストレス・睡眠不足が引き金となり、自律神経が乱れてリンパが増えすぎるのだろう、と言われています。

治療は経口薬です。利尿剤で内耳のリンパ液の排泄を促します。五苓散・柴苓湯などの漢方薬や、ビタミンを併用することがあります。

難聴が高度な場合は、ステロイド剤を用いることもあります。

ほとんどの場合が2~3週間で治ります。聴力が変動する場合は1ケ月~数ケ月かかることもあります。

ストレスにより再発することが多いのが特徴です。

難聴の発作を繰り返すと聴力の回復が徐々に悪くなり、難聴が進行していくこともあります。

激しいめまいを伴うメニエール病へ移行することもあります。

繰り返さないためには、ストレスや疲労を溜めないよう、充分な睡眠とリラクゼーションを心掛けましょう。また適度な運動、特に有酸素運動が効果的とされています。

体験談

初めての発症

みかゆが30代後半のときでした。

なんだか耳の調子が悪い、耳が詰まっているような感じがする、と耳鼻科を受診。

聴力検査をしたところ、左耳は低い音がよく聞こえていないことが判明しました。

聞こえが悪くなっているとは思っていなかったので、とても驚いたことを覚えています。

お医者さんによると、疲れやストレスが原因で、耳に水がたまっている状態。悪化するとメニエール病というこわい病気になることもあるので、きちんと治しておきましょう。苦いお薬を出すけれど、がんばって飲みきってくださいね、とのこと。

確かに子どもが夏休みに入ったばかりで、子どもの相手と家事に追われていました。でも疲れたとは感じていなかったんだけど…だから疲れが身体にでちゃったのかな?

家に帰ってメニエール病について調べると、吐き気や嘔吐を伴う激しいめまいの発作が、数十分から数時間も続く病気とのこと。

こわいーーー…(゚Д゚;)

薬飲んでしっかり治さなきゃ!

処方された薬は「イソバイド」という液体の飲み薬。

これが、とーーーーっても苦い!!

そのまま飲むと、思わずオエッとなるほどの苦さ。

薬剤師さんにアドバイスをもらったとおり、冷蔵庫で冷やしておくとかなり飲みやすくなります。冷やしてからコップに入れて飲むのがおすすめです。

幸い、薬を飲み始めてから3~4日で治りました。薬はなくなるまで、ちゃんと飲み切りました。症状よりも、この苦い薬のことが一番記憶に残っていました。

約10年後に再発

みかゆが40代後半の12月。

なんとなく耳がおかしい、もしかしてあの時と同じかも、でも気のせいかも?

気になりつつも病院に行くのが面倒で、少し様子をみていました。

4~5日後には、右耳がボワ~ンとして、明らかに音が聞こえづらくなってしまいました。

これは病院に行かなくては!と、あわてて耳鼻科へ。

聴力検査をすると、左耳の低音の聞こえが悪くなっていました。

やっぱり…え、左耳?!

右耳がおかしいと感じていたのですが、実際に症状がでていたのは、前回と同じく左耳でした。

過労とストレスが原因、と言われたけれど、特に思い当たることはありません。

確かに仕事は繁忙期だけど、もっともっと忙しいときはたくさんあったし、週末は旅行でリフレッシュして元気になったし。でも意外と体は疲れてるのかな、と考えてみたものの、あまりピンときません。

ま、薬を飲めばすぐ良くなるでしょう!前回すぐに治ったし、とこの時は楽観的に考えていました。

またあの苦いイソバイドという飲み薬と、今回は五苓散という漢方も処方され、1日3回飲むことになりました。お水をたくさん飲んでくださいね、と言われました。

ところが!ちょうどお正月休みに入り、家でゆったり過ごしたものの、なかなかよくなりません。

症状は10年まえよりずっとひどく、1日中ボワ~ンと低い耳鳴りが続き、不快でストレスに感じます。

大きい音が耳に響くので、テレビの音をふだんより小さくしました。

夜寝るとき、電化製品の低いブーンという音が気になるようにもなりました。以前はそんな音、気付きもしなかったのに…。

仕事が始まると、大きな支障こそありませんが、耳鳴りが気になって仕事に集中しにくかったです。少し声が聞き取りづらい分、いつもより神経を使うので疲れます。早く良くならないかな、とうんざりしていました。

初診から2週間たった頃、ようやく耳鳴りが小さくなってきました。とはいえまだ耳鳴りは残っているし、耳の詰まった感じは治っていません。

薬もなくなるので、また耳鼻科に行きました。聴力検査をすると、耳の聞こえはほぼ戻っているとの結果がでました。

「えっ、まだこんなに調子悪いのに?」という感じでした。

またイソバイドと漢方をもらい、調子に合わせて服用することになりました。

それから一週間くらいすると、ようやく耳鳴りがおさまってきました。

完全に治したいと思い、さらに2~3日イソバイドを飲み続けていたら、頭痛がしました。風邪や肩こりのせいかもしれないけれど、イソバイドの副作用かもしれないと思い、漢方だけ飲むことにしました。

すると2~3日後にまた耳鳴りがしてきたので、イソバイドを飲み始めました。耳鳴りは2~3日でおさまったので、またイソバイドをやめて漢方だけにしました。

これを2~3回続けているうちに、発症から一カ月たちました。

「もしかしたら治らないで、ずっとこのままなのかな…」不安が高まり、いろいろと調べました。

そこで初めて、「血液とリンパの流れが悪くなり蝸牛がむくんでいる状態」「有酸素運動が効果的」ということを知りました。

そういえば、発症したのはちょうど寒くなった頃だったし、運動不足だったし、血液とリンパの流れが悪くなっていたのかも?!

それならばと、ホットヨガで覚えたリンパマッサージをすることにしました。湯舟に浸かって、手足や顔をセルフマッサージ。「は~~…気持ちいいなぁ…」

そういえば耳鳴りが始まってから、不快だったり不安だったりして、リラックスできていなかったように思います。

「そうだ、次の休みに日帰り温泉でも行こうかな~。サウナ入っても大丈夫かな?ま、もし具合悪くなったら早めに出ればいいか。」

発症してからあまり出掛ける気になれなかったけれど、少し遠出して、日帰り温泉に行くことにしました。

大好きなミストサウナでリンパマッサージをしたり、露天風呂で外気浴したり、リラックスラウンジでマンガを読んだり。思う存分のんびりして、最高に気持ちのいい1日を過ごしました。

すると次の朝、完全に耳鳴りがなくなっていました!

ボワ~ンが完全に消えたのは久しぶりで、本当にうれしかったです(≧▽≦)

耳の聞こえがよく、頭がスッキリして、 仕事にも集中できます。

急に良くなったのは、やはりきのうの日帰り温泉のおかげでしょう。身体と心の緊張を緩和することで、血行とリンパの流れが良くなったのではないでしょうか。

その日から現在まで数カ月、 ボワ~ンという耳鳴りはしていません。よって、イソバイドは飲んでいません。

調子がいいからと漢方をやめてみると、耳が詰まった感じになることが多いので、漢方だけは今も飲み続けています。最初は1日3回の服用でしたが、今は1日2回、朝と夜だけにしています。

たまに耳閉感がでてくると、早めに寝るなどして、それ以上ひどくならないように気を付けています。

ダイビングしても大丈夫?!

「治るのかな?」と不安になったとき、同時に心配したのが「ダイビングは続けられるのか?」ということです。

せっかく始めたダイビング。今できなくなってしまったら、大ショックです。

そこで、お医者さんに「ダイビングしても大丈夫ですか?」と質問してみました。

「鼓膜と鼻の間に異常があるわけではないから、大丈夫でしょう。ただしダイビング自体をストレスに感じる場合は、やめておいたほうがいいですよ。」とのこと。

わたしにとって、ダイビングはストレスじゃないから大丈夫!よかったーーーー!!!

耳抜きもできてるし、一安心です。

ただし耳鳴りがするときは集中できないし、水中でどうなるかは予測ができないので、注意が必要だとは思います。

ベストな状態で行けるよう、今まで以上に体調管理に気を付けて楽しみたいと思います。

まとめ

低音障害型感音難聴は、まじめで几帳面な人=ストレスをため込みやすい人が発症しやすい、といわれています。

わたしの場合、仕事が忙しいときは水分も取らず、トイレも我慢してしまうことがありました。職場と家の往復だけで、運動不足なのは明らかです。疲れを感じていないときほど、身体に症状がでることもわかりました。

症状と自分の体調について、よく知っておくことが予防につながります。

認めたくないけれど、加齢とともに体力と代謝は衰えていきます。今まで以上に意識して、運動と休息を取り入れることが大切だと感じました。

症状が強いときや長引いたとき、本当に治るのか、とても不安になりました。でも、そこでストレスを溜めてしまうと、悪循環になってしまいます。

きちんと通院して薬を飲んだら、あとはゆったり過ごしましょう。有酸素運動が効果的だけど、つらいときは無理せずに、マッサージや読書など好きなことをするのがいいのではないでしょうか?そして症状が治まったら、繰り返さないよう体調管理していきましょう。

わたしの体験談が、少しでもあなたの参考になればうれしいです。お大事に!

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